大反響?(おそらく歯科関係者のみ)
週刊ポストが調子に乗って出した二回目のの「やってはいけない歯科治療」7月15日号。
前回は
週刊ポスト7月15日号の「やってはいけない歯科治療」の解説。Part1
でしたが、今回も記事内の進行に合わせてPart2です。
今回のPart2の記事は概ねその通り。
渋谷の抜かない名医?の歯科医の言う通り、「歯は徹底的に残すのが当たり前」でインプラントが広まったが故に、歯を何とかして残そうとする考え方が薄まっているのは事実である。
しかし、それは日本だけに限った事ではなく世界的にその様な流れになっているのである。
記事内ではその理由として、インプラントの方が料金が高く残す治療の方が安いからだと説明しているが、決してそうではない。
実際にその歯を残す治療が素晴らしいのであれば、その治療に付加価値が付けば治必然的に患者から頂く料金は高くなるのではないか?
単純に「インプラントが儲かる」だけではない。
一番の原因は「必死に残す歯はもともと悪い歯!」という事である。
悪い歯だからこそ頑張って残して欲しいと思うのは普通であるが、では歯科医師が必死に残した歯がすぐにダメになった時にそれを認めてくれるかという事。
すぐと言うのは、何年の単位ではなく何か月、何週間、下手したら何日という単位で。
かなり挑戦的な治療であっても試す価値は個人的にはかなり高いと思うが、患者がその歯科医師の努力にいくらPAY出来るかと言うのが最も重要である。
ダメになる可能性が高い歯を残す治療と言うのは、じつは非常に難しい事であるし成功率も低い。
そこにきちんとお金を払える意識の高い日本人がどのくらいいるのだろうか?
「ダメもとでやるから安く」では、やる側にまともなやる気など起こるはずがない!
さらに一生懸命残した歯がにダメになったとして「せっかくお金はらったのに、すぐにダメになった。お金返せ!保障しろ!」
こんな日本人のクレーマー気質では、一生懸命歯を残して患者からクレームつけられる位なら確実性の高いインプラントとなるのも無理はない。
※現にアメリカなどでは日本と比較したら、その様な歯の保存治療は圧倒的に少ない。
何故なら、訴訟大国なので「無理はしない」のである。
しかし、悲しいかな日本人もその様な気に入らなければすぐにクレームを付ける文化になってしまっているのである。
ギリギリの歯を残すためには歯科医師の意識と言うよりは、日本国民の歯を残す事の重要性を認めそこに対価を払える意識にならなければならないと思う。
週刊ポスト「やってはいけない歯科治療」の解説。実はそうじゃないPart1
週刊ポスト「やってはいけない歯科治療」の解説。実はそうじゃないPart2
週刊ポスト「やってはいけない歯科治療」の解説。実はそうじゃないPart3
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